忙しい社会人が勉強時間を確保するには?無駄を省けば捻出できます
「勉強する時間が確保できない」
こんな悩みをお持ちでないですか?
特に平日はフルタイム勤務していると、勉強したくても時間がないですよね。
そこで今回は「社会人が勉強時間を確保する方法」についてご紹介します。
本記事を読めば、社会人が実際に勉強時間を確保するまでの流れについてもわかるようになります。
勉強する時間の作り方がわかった人は、さっそく一日のタイムスケジュールを円グラフにして見直すところから始めましょう。
社会人は普段どのくらい勉強しているのか?
社会人は一日にどれほど勉強しているのでしょうか?
以下では、平均の勉強時間と年収との相関をご紹介いたします。
一日の勉強時間は平均6分
総務省統計局が2016年に実施した「平成28年社会生活基本調査」によると、有業者が1日当たりに「学習・自己啓発・訓練」に費やす時間は平均6分であることがわかりました。
日ごろ勉強する人としない人を区別せずに調査していますが、このデータから「社会人がいかに勉強時間を確保できていないか」を見て取れます。
(出典)総務省統計局「平成28年社会生活基本調査」
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/index.html
勉強する人ほど年収が高い
「勉強をする人ほど年収が高そう」なイメージをお持ちでないですか?
実際に勉強と年収は比例します。
「仕事以外の時間に勉強しているか?」という質問に対し、「はい」と答えたのは年収が2000万円の人は69.2%である一方で、年収が500万円の人は41.2%でした。
(出典)プレジデント社「年収2000万vs500万学習法」
https://president.jp/articles/-/22116?page=2
年収が低い人が勉強をしていないわけではありませんが、やはり勉強する人ほど高所得であることがわかりました。
なぜ勉強時間を確保できないのか?
社会人が勉強時間を確保できない理由は、次の4つが関係しています。
- 忙しい
- 無駄な時間が多い
- 時間が有限であることを知らない
- 本気になりきれていない
以下では、さらに詳しく見ていきます。
忙しい
社会人が勉強時間を確保できないのは、忙しいからです。
自宅と職場を行き来する毎日を送っていると、勉強する暇もなく一週間がすぐに過ぎ去っていきます。
無駄な時間が多い
社会人が勉強時間を確保できないのは、無駄な時間が多いからです。
たとえば、電車に乗って移動している間、ついスマホゲームをしていませんか?
忙しくて時間がない社会人こそスキマ時間は有効に活用して、参考書を読んだり学習アプリを開いたりしましょう。
時間が有限であることを知らない
社会人が勉強時間を確保できないのは、時間が有限であることを知らないからだと言えます。
勉強時間が足りない人に限って、時間の重要性に気付けていないことが多く、私自身「時は金なり」という言葉の本質を捉える前までは、時間は無限にあるものだと勘違いしていました。
皆さんはこれまでに「1日が24時間以上あったら良いなぁ」と思ったことはありませんか?
筆者は何度もあります。
しかし、どんなに願ったところで1日の時間が長くなることはあり得ません。
そのため、1日の貴重な時間を無駄にしないように、今この時一瞬を大切に生きましょう。
本気になりきれていない
社会人が勉強時間を確保できないのは、本気度が足りないからです。
本当に勉強する時間を確保したい人であれば、どんな手を使ってでも時間を作ろうとするはずです。
「無駄の時間を削る」「早起きする」「スキマ時間を有効に活用する」など勉強時間を生み出す方法はいくらでもあります。
にもかかわらず、勉強する時間が足りないのは自分に対して「本気になりきれていないから」でしょう。
精神論のようになってしまいますが、「勉強にどれだけ熱量を持って向き合っているか」が勉強時間を確保できている人といない人の違いだと言えます。
物事に対する熱量は試験の点数のように数値化して測れません。
しかし、自分で掲げた目標を達成するために必ず勉強する時間を捻出したい人は、自己分析を行うことで自分の本気度を測ってみてはいかがでしょうか。
社会人が勉強時間を確保する方法3選
社会人が勉強時間を確保するには、次の3つの方法を試してみましょう。
- 無駄な時間を削る
- 早起きする
- スキマ時間を有効に活用する
以下では、さらに詳しく見ていきます。
無駄な時間を削る
勉強時間を確保したい社会人は、無駄な時間を削りましょう。
自分の1日を振り返ってみて余計な時間はありませんか?
たとえば、スマホゲームを例に挙げるとすると、本人は「無駄な時間ではない、息抜きだ」と主張かもしれませんが、「勉強する時間を作り出す」という観点から見れば、必要のない時間だと言わざるを得ません。
このように、1日から無駄な時間を削りたい人は、勉強する時間を確保する上で必要な時間かどうかを見極めましょう。
その際、「いま自分がしている行いが逆に勉強時間を削っていないか」を念頭に置くと、必要のない時間をスムーズに断捨離できます。
早起きする
勉強時間を確保したい社会人こそ早起きしましょう
たとえば、毎朝7時に起きるAさんが6時に起床する習慣を身に付ければ、浮いた1時間を勉強時間に充てることができます。
このように、早起きをすれば勉強する時間を確保できるのです。
とはいっても、朝が弱い人もいらっしゃるでしょう。
そんな人におすすめの記事がこちらです。
関連記事:社会人こそ早起きして朝勉強しよう!起きるコツも紹介
早起きする方法をご紹介しているので、ぜひご覧ください。
スキマ時間を有効に活用する
勉強時間を確保したい社会人は、スキマ時間を有効に活用しましょう。
皆さんは通勤中の電車やバスで何をしていますか?
- 寝る
- スマホをいじる
- 新聞・雑誌を読む
- ボーっとする
このように、色んな過ごし方があると思いますが「参考書を読む」「学習アプリを活用する」といった時間の使い方もあるので、ぜひ試してみてください。
【車で出勤している人へ】ながら運転は危険です。
停車している時に、空いている時間を見つけて勉強しましょう。
【3つの手順】社会人が勉強時間を確保するまでの流れ
社会人が実際に勉強時間を確保するまでの流れは3ステップです。
次の3つの手順を踏みましょう。
- 「自分が今どんな1日を送っているか」把握する
- 「あと何時間欲しいか」目標を設定する
- 勉強時間を確保する方法を実践する
以下では、さらに詳しく見ていきます。
1.「自分が今どんな1日を送っているか」把握する
社会人が実際に勉強時間を確保するには、まず「自分が今どんな1日を送っているのか」把握する必要があります。
では一体どうしたら良いのでしょうか?
結論、1日のスケジュールを円グラフにしてみましょう。
円グラフにして「何にどれだけ時間を費やしているか」割合を把握することで、一日の無駄な時間や空いている時間を見つけられます。
生活サイクルが朝型の人・夜型の人もいるため、1日のスケジュールは人によって異なりますが、以下では参考までに一般的な社会人の1日をご紹介いたします。
勉強する時間を確保したい社会人こそ、一日のスケジュールを円グラフにして見直してみましょう。
2.「あと何時間欲しいか」目標を設定する
「自分が今どんな1日を送っているのか」把握できたら、次は「あと何時間欲しいか」目標を設定しましょう。
この方法の良い所は「あと3時間欲しい」といった具合で、数値的な目標を明確に決められる点です。
現実的に考えて、働いている時間帯に勉強時間を確保するのは厳しいので、仕事の前後と移動のタイミングが時間を捻出するカギだと言えるのでしょう。
3.勉強時間を確保する方法を実践する
勉強時間があと何時間欲しいか決めたら「無駄な時間を削る」「早起きする」「スキマ時間を有効に活用する」といった方法を試してみましょう。
実際にご紹介した3つ方法それぞれで1時間作り出せれば、目標に設定していた3時間を勉強に充てられるようになります。
以上3ステップを踏むことで、忙しい社会人でも勉強時間は生み出せます。
勉強する時間を確保したい人は、ご紹介した手順を参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでも勉強時間を確保できない社会人はどうする?
ここまでご紹介してきた方法や手順をすべて試しても勉強時間を確保できない社会人は、次の2点を重視しましょう。
- 休日に取り返す
- 勉強の質を高める
以下では、さらに詳しく見ていきます。
休日に取り返す
忙しい毎日を送っていると勉強する時間を確保できません。
とはいえ、「忙しい」を理由にして勉強する時間を確保しようとしないのも違います。
では仕事がある日にどうしても忙しくて勉強時間を確保できない社会人はどうしたら良いのでしょうか?
結論、休日に取り返しましょう。
ただ、仕事のある日に忙しくて時間が作れない人は、まったく勉強しないのではなく、最低限スキマ時間に参考書を読む程度の学習はする必要があります。
なぜなら、勉強は毎日の積み重ねがとても大切だからです。
腰を据えて勉強するのは、まとまった時間が確保できる休日にしましょう。
勉強で成果を上げるには毎日の継続が大事ですが、どうしても時間が作れない場合はやむを得ません。
このように、一日24時間の中で勉強時間を作り出そうとすると予定が詰まっていて大変ですが、一週間単位で考えれば忙しくても勉強する時間を確保することができます。
仕事がある日にどうしても忙しくて勉強時間を確保できない社会人は、休日に取り返す勉強法を試してみてはいかがでしょうか。
勉強の質を高める
勉強する時間を確保できない人は、いっそのこと時間を作り出そうとするのを諦めて「勉強の質」に特化しましょう。
勉強時間を確保できなくても、勉強の質を高めれば成果を上げられる余地はまだあります。
一回の勉強に集中して取り組むことで、学習効率が飛躍的に向上するのです。
では勉強の質を高めるには一体どうしたら良いのでしょうか。
結論、「ひたすら反復」しましょう。
人は目に触れる回数が多ければ多いほど、一度覚えた物事を忘れにくくなります。
復習を繰り返すごとに記憶に定着するのです。
関連記事:【大人になっても勉強法が分からない人へ!】効率の良い勉強の仕方を解説
まとめ:勉強時間は無駄を省けば捻出できます
今回は「社会人が勉強時間を確保する方法」についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
社会人は一日に平均6分しか勉強に時間を充てていませんが、「勉強をする人ほど年収が高い」というデータもあります。
そもそも社会人が勉強時間を確保できないのは「忙しい」「無駄な時間が多い」「時間が有限であることを知らない」「本気になりきれていない」という4つの理由が関係しています。
そんな社会人でも勉強時間を確保するには、「無駄な時間を削る」「早起きする」「スキマ時間を有効に活用する」といった方法を試してみましょう。
実際に勉強時間を確保するには、まず「自分が今どんな1日を送っているか」把握し、次に「あと何時間欲しいか」目標を設定して、最終的な到達点が決まったら勉強時間を確保する方法を実践する必要があります。
それでもなお、勉強時間を確保できない社会人は、「休日に取り返す」か「勉強の質を高める」ようにしましょう。
勉強する時間の作り方がわかった人は、さっそく自分の一日のタイムスケジュールを円グラフにして見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。