生徒への接し方がわからない人向け【指導歴4年の塾講師が解説】

2022年9月26日

「塾で働き始めたけど生徒への接し方が分からない」

こんな悩みをお持ちでないですか?

「生徒と仲良くなって成績アップする授業をしよう!」という熱い気持ちがあっても、いざ教えるとなると、生徒とどう接したら良いかわからないですよね。

筆者も塾講師になって間もない頃、生徒への接し方がまったく分からず頭を悩ませていました。

そこで今回は、私が塾講師として4年働いた経験に基づいて「塾講師の生徒への接し方」をご紹介いたします。

本記事では、

  • 接し方を心得るべき理由
  • 生徒への接し方
  • 指導上の注意点

について解説させていただきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

なぜ塾講師は生徒への接し方を心得ておく必要があるのか?

生徒への接し方を見ていく前に、塾講師は一体なぜ接し方を心得ておく必要があるのでしょうか?

その理由は大きく2つあります。

  1. 生徒と仲良くなれるから
  2. 生徒の成績を上げられるから

生徒と仲良くなれる

正しい接し方を心得ていれば、すぐに生徒と打ち解けられます。

生徒が心を開いてくれると、こちらの問いかけに対する受け答えや反応が良くなり、授業が円滑に進められます。

生徒側から積極的に質問するようになったり、その日学校や家で起きた出来事を楽しそうに話したりしてくれるのは、紛れもなく生徒と仲良くなれている証拠です。

また、生徒の中には勉強が嫌いでしぶしぶ塾に通っている子もいます。

そんなモチベーションが高くない生徒に「塾に来て勉強するのが楽しい」と思わせられたら、生徒への接し方を心得た塾講師になれていると言えます。

生徒の成績を上げられる

正しい接し方を心得ていれば、生徒の成績をアップさせられます。

皆さんが学生時代のころを思い返してみてください。

好きな先生の指導する科目が好きではありませんでしたか?

私は英語の先生が面白くて信頼できる人だったので、とても好きでした。

その恩師のおかげで、苦手だった英語が好きになり、今や得意科目になりました。

このように好きな先生が教えてくれる科目は成績アップしやすいです。

生徒から愛され信頼される塾講師なれるように、日頃の授業の中で子供たちの心をつかみましょう。

 

以上のように、生徒への接し方を知っておくと、生徒と仲良くなって成績を上げられるため、塾講師として働くやりがいを強く実感できます。

逆に、生徒との接し方を知らないと、生徒と打ち解けられないだけでなく、成績も上がりづらくなり、塾講師を続けることが苦痛になりかねません。

生徒のためにも塾講師として働く自分のためにも、適切な接し方を心得ておきましょう。

 

生徒への接し方2選

塾講師が生徒への接し方を心得るべき理由が分かったところで、続いて生徒への接し方2選を見ていきましょう。

教えるときのコツも解説いたします。

生徒と接するときには

  • 生徒が好きな話をする
  • 生徒の個性や実力によって教え方を変える

上記の2点が重要です。

1つずつ見ていきましょう。

1.生徒が好きな話をする

生徒と接するときには、勉強以外の話もして授業に緩急をつけましょう。

なぜなら、ずっと勉強をしていると退屈してしまうからです。

日によっては部活で疲れていたりしてモチベーションがあまり高くない日もあります。

そんな時は生徒が好きな話をしてやる気を出させてあげましょう。

サッカー部に所属している生徒にはサッカーの話題を振るなど、生徒の趣味や興味のある話題を会話の中心に持っていくと効果的です。

生徒に合わせた会話をするにしても、生徒が好きな話をするためには生徒のことを知らないといけません。

そのために、日頃からたくさんコミュニケーションを取るようにしましょう。

その際に相手を知る手がかりは雑談だけではありません。

表情や態度、目線、声色からも生徒の様子を察知できます。

しかし、昨今は授業中にマスクをしていて表情が分かりづらいため、態度や目線、声色が生徒を知る鍵となります。

このように、生徒のやる気を引き出すときにも塾講師の技量が試されるのです。

2.生徒の個性や実力によって教え方を変える

生徒と接するときには、生徒が持つ個性や実力に応じて教え方を変えましょう。

おしゃべりが好きな子、おとなしい子、勉強が得意な子、勉強が苦手な子、飲み込みが早い子、理解に時間がかかる子

色々なタイプの生徒がいます。

個性や実力がまったく違う生徒たち全員に、同じ教え方をしても成績の向上どころか、勉強の理解をさせることもできません。

たとえば、生徒に数学を教えるとして、勉強が得意な子であれば途中式の細かい説明をしなくともすぐに理解できるでしょう。

しかし、勉強が苦手な子に勉強が得意な子と同じ説明・教え方をしても一度で理解できません。

このように塾講師が勉強を教えるときには、生徒一人ひとりに合った指導法が求められるため、指導する生徒に応じてアプローチを変える必要があります。

 

指導する上で注意すべき点

生徒への接し方が分かったところで、続いて指導上の注意点を2つご紹介いたします。

  • 身だしなみ
  • 言葉遣い

1つずつ見ていきましょう。

1.身だしなみ

指導するときは、身だしなみには注意しましょう。

これは生徒の立場になって考えればわかります。

誰だって清潔感の無い先生に教わりたくありませんよね。

また、保護者から見てもおかしくない身なりに整える必要があります。

清潔感のある塾講師であれば「この先生ならうちの子を任せられる」と思うでしょう。

2.言葉遣い

後ろ向きでネガティブな発言は慎みましょう。

言われた生徒も良い気分がしない上に、場が盛り下がります。

「口は禍の元」とはよく言ったもので、マイナスな発言一つが、せっかくの楽しい授業を台無しにしてしまう恐れがあるので、言葉遣いには注意しましょう。

 

このように身だしなみにしても言葉遣いにしても、指導するときには「生徒の立場になって考えてみる」ことが何よりも大切です。

 

まとめ:生徒と信頼関係を築きましょう

今回は「塾講師の生徒への接し方」をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

塾講師が生徒との接し方を心得ることで、生徒と打ち解けられて成績もアップしやすくなります

実際に生徒と接するときには、できるだけ生徒が好きな話題を振って授業を楽しみましょう。

教えるときには、生徒が持つ個性や実力に応じて指導の仕方を変えてみると効果的です。

また、指導するときには「身だしなみ」と「言葉遣い」には注意しましょう。

なぜなら、相手の気持ちを汲み取った振る舞いができないと、生徒との信頼関係が崩れてしまう恐れがあるからです。

生徒ともっと仲良くなって成績アップさせたいとお考えの方は、今回ご紹介した生徒への接し方を役立ててみてはいかがでしょうか。

 

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Posted by みやじま