塾講師に必要な学力レベルとは?【バイト歴4年の経験者が解説】
記事をご覧のみなさん、こんな悩みをお持ちでないでしょうか。
「頭が悪い自分でも塾講師できるかな」
「塾講師バイトって学力に自信がなくても務まるのかな」
でも大丈夫です。安心してください。
自分のことを頭が悪いと思い込んでいる人でも
塾講師になれます!
塾講師もバイトを経験したことがある私から見て「慣れ」や「場数」が1番の解決策だと思います。
そこで今回は「塾講師に必要な学力レベル」についてご紹介いたします。
本記事では、塾講師バイト歴4年の筆者が
- 頭が悪い人でも塾講牛が務まる理由
- 塾講師に求められる学力レベル
- 生徒に勉強を教えるときのコツ3選
- 塾の選び方
- 塾講師バイトの採用試験
について解説していきます。
さっそく本題に入りましょう。
頭が悪い人でも塾講師が務まる3つの理由
頭が悪い人でも塾講師が務まる理由は3つあります。
- ずっと働き続けているうちに慣れる
- 授業前に予習すればよい
- 本当は頭が悪くない
1.ずっと働き続けているうちに慣れる
これは私自身が大学生の時に塾で4年間アルバイトしていたから分かることです。
塾講師バイトを始めたばかりの頃は、授業前になると「今日の授業どうしよう」と慌てふためいたり緊張したりしていました。
しかし、仕事を覚え始めたタイミングでしだいに余裕が生まれ、塾講師バイトにも慣れてきました。
2.授業前に予習すれば良い
最初から教える範囲が分かっているのであれば、前もって勉強しておきましょう。
事前に予習しておくことで、授業をスムーズに進められるだけでなく、自分の学力に自信がない人でも生徒に勉強を教えられます。
同時に、学力が高い他の塾講師から自分とは違った視点のアドバイスをもらうのも予習の理解を深める一つの手です。
3.本当は頭が悪くない
意外とよくあるのが3つ目のパターンです。
そもそもあなたが自分のことを「頭悪い」「学力不足」と思っているのは幻想や思い込みではありませんか?
実は子どもに勉強を教えられるだけの学力が備わっているのにも関わらず、単に自己評価が低いだけかもしれません。そのため、余計な心配をしなくて大丈夫です。
塾講師に求められる学力レベル
あくまで私の所感ですが、塾講師に求められる学力は「大学入試の基本的な問題が解けるレベル」だと言えます。
生徒と一括りに言っても、小学生に教えるのか、中学生に教えるのか、高校生に教えるのかによって必要な学力レベルも異なります。
いずれにしても、一定レベルの学力があれば問題なく生徒に勉強を教えられます。
このように塾講師に求められる資質として、つい学力に目を向けがちですが、他にも大切なことが数多くあります。
学力よりもどちらかと言うとコミュニケーション能力や責任感といった「人間性」のほうがよっぽど重要です。
そのため、塾講師バイトをしたいが自分の学力レベルに不安を感じる人でも気にする必要はありません。
生徒に勉強を教えるときのコツ3選
塾講師に求められる学力レベルが分かったところで、続いて塾講師バイトをしていた時に実際に私がやっていたコツを3つご紹介いたします。
苦手な科目は受け持たない
苦手を克服しようとするのではなく、得意を伸ばそうという発想に至った結果です。
私の場合は国語や英語、社会といった文系科目が得意だったため、理科や高校生の数学を受け持っていませんでした。
教える生徒によって指導法を変える
個性や飲み込みの速さは生徒によって異なります。同じようにアプローチしても成績を上げられません。
生徒が好きなものにたとえて説明する
普段は勉強に対する意欲やモチベーションがあまり高くない生徒であっても、
興味・関心のある話題をしている時は、目を輝かせて勉強のスイッチを入れます。
そのためにはまず、生徒のことを深く知った上で人物像を把握する必要があります。
以上、生徒に勉強を教えるときのコツ3選でした。
読者のみなさんも塾講師として実際に勉強を教えることになった時に役立ててみてはいかがでしょうか。
生徒のレベルで塾を選ぶ
とはいえ、自分の塾講師としての学力レベルにまだ自信が持てない人もいることでしょう。
塾講師バイトを始めたいけど学力に自信がない人には、個別をおすすめします!
なぜなら、集団は比較的に勉強が得意でハイレベルな問題にも取り組む生徒が多い一方で、個別の塾は初歩的な問題を中心に解いている生徒が多いからです。
ちなみに私が働いていたのは、個別塾でした。成績アップを目指す以前に日頃の学習習慣が身に付いていない生徒が多かった印象です。
塾講師バイトの採用試験について
塾講師バイトの採用試験には大きく3つのパートがあります。
まず書類選考です。書類が通ったら次は筆記試験になります。
筆記試験の難易度は応募する塾によって異なりますが、中学・高校レベルの初歩的な問題が解ければ問題ありません。
過去に覚えた知識を忘れてしまっていることもあるため、筆記試験に臨む前に念のため復習しておきましょう。
なお筆記試験は、実施する塾としない塾があります。
詳しくは塾に直接問い合わせるなどして情報収集するのが確実です。
ちなみに私が働いていた塾は、筆記試験を実施する塾だったのですが、自分と同じ時期に入った人は全員なぜか面接だけでした笑
このように書類選考→筆記試験ときて最後に面接です。
筆記試験が出来なかった人や学力に自信がない人は、面接で「コミュニケーション能力」や「責任感」といった学力以外の強みをアピールすることで挽回しましょう。
まとめ:学力がない人でも塾講師バイトは務まる。
今回は塾講師に必要な学力レベルや周辺知識について触れていきましたが、いかがでしたでしょうか。
たしかに学力が高ければ、難易度の高い問題や色々な科目を生徒に教えられますが、塾講師に求められる資質は学力だけではありません。
コミュニケーション能力や責任感といった人間性も同じくらい重要です。
また、教えるのに自信がない人でも、慣れてくれば学力を気にせずに教えられるようになります。
実際に私が働いていた塾も色々なレベルの学力・学歴の塾講師がいたので、心配しなくても大丈夫です。
初めは仕事を覚えるので精一杯かもしれませんが、働き続けていくうちに小さな悩みの種も吹き飛んで、むしろ教えるのが楽しくなりますよ。